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  • 2011.09.03 Saturday
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0902 せめて月一でも記事を書きたい

⇒武蔵姐です!
 ちょっと来ない間に地震は起こるわ愛管法は改正されるわ内閣は変わるわ8ヶ月も…経ってるわ…すみませ…
 8か月分の長いコラムです。初め真面目ですがだんだんもうめんどくさくなってきてダラっとしてます。お暇なときにでもどうぞー
 テーマはざっくり「ニッポンのペット事情」




⇒学校柄、一般の方よりは少し多くの知識を持ち、その上で多少の問題点を挙げさせていただくことが可能であれば、日本のペット問題はおそらく皆さんが思っている以上に多く、そしてそれを知らない飼い主さんがあまりに多い。
 動物に関わる人間が求める「完璧な飼い主」像をすべての飼い主さんに求めるべくもありません。そんなことをすれば捨てられる動物が増えることは目に見えておりますゆえ。要するに「そこまでするくらいなら飼わない」という飼い主さんが多いのです。それがまずひとつの、日本におけるペット事情の問題点です。

⇒なので、せめてすべての飼い主さんに「知って」欲しい。せめて知ってほしい。あるいは知ろうとして欲しい。知ろうとして聞いてくれたり興味を持ってくれたら、動物に関わる仕事に就いている人はいくらでも自分の持つ知恵を貸すことが出来るんです。
 何がいいとか悪いとか、そういう話は意外と業種や相手によって変わりますので、まずは一般的な「事実」から。たとえばフィラリアや狂犬病についてでもいいし、日本と外国のペット事情がどう違うのかでもいい。もっと身近なところで、自分の行きつけの病院と他の病院では何が違うのか、買ってきたエサに何が入っていて何処で作られているのか。そこから少しずつ、何が問題なのか。
 知った上でそれでもいいんじゃないのと思ったらいいですし、これはやめようと思ったらやめたらいいんです。だけどそこで止まらずに、それ以降も新しい情報を得て欲しい。子犬の頃から続けてきたことが変わるのは別に悪いことじゃありません。いい方に向かうなら動物だって人だってそっちの方がいいんです。
 意外と多い「獣医さんの言うとおり」、間違っちゃいませんが頑なに守り続けて他を全部突っぱねる必要もありません。こういうのはどうでしょう?と先生に提案してみれば、まぁたとえ却下されたとしてもこういうのならいいけどね、と代替案くらいは出してくれると思います。ていうか出してくれる先生だといいですね!含むところは何もありません!

⇒日本のペット産業ってのは第三次産業でして、要はサービス業、命に関わってようが関わってなかろうが流行り廃りの波があるんです。このブログでは何度も書いていますが、私達の暮らしている社会は人間の人間による人間のための社会でして、人間以外の命は人間社会においては人間以下とされる、それはどれだけ愛護だ管理だと言ってもぼんやり空気でなんとなくマジョリティ的なアレでそんな雰囲気になるんです。それを変えようと思うなら、動物の命を人間以上の至高のものとしよう!とか宗教的な考えではなく、人間以下でも人間同様に扱えてこそ人間じゃない!という多少ヨイショ含めた方向でやんわり攻めた方がグッとこう…なんか…平和にいくんじゃないかと………何の話でしたっけか
 分かりやすい例を挙げれば虐待と食肉の関係ですね。これは突っ込めば突っ込むほど話が逸れていくので今回は避けますが、結局人間が人間のために動物を飼っている以上、何処まで行っても答えの出ない問題っていうのはあるっていう例です。

⇒それはさておいて、ペット産業は第三次産業なので、簡単に言ってしまえば「買わなければ廃れる」んです。動物病院で働いている人、訓練士として働いている人、トリマーとして働いている人、動物に関わる仕事をしている人からしてみれば「何でこんなもの売ってるんだ」というものが結構あります。で、その答えは簡単で「売れるから」です。売れるからってことは「買う人がいるから」です。買う人がどうしてそれがダメなのか、どこがダメなのかなんて知ってたらそもそも買わないわけで、言ってしまえば「何にも知らずに買ってる」んです。まぁ多分「おいしそう」とか「新しく出た」とか「こっちの方が安い」とか「CMで見た」とか「かわいくない?」とかそんな感じで。あるある。
 で、初めの話に戻りますが、ここで「何にも知らずに買ってる」人が「ちゃんと知った上で」買うようになれば、必然的に問題のあるものは売れずに廃れていって、「良い」とは言わずとも少なくとも「問題ない」ものだけが残るはず
・・・・・・・・――――っていうのは随分な理想論ですが、私が言いたいのは法律だ何だで規制かけてくのも大事ですが、ペット産業に関しては消費者がモノ言う世界ですから、飼い主がしっかりしてりゃ起きない問題はしこたまあるってことです。

⇒個人的に言わせていただければ某nintend●gsみたいな擬似ペット、バーチャルペットのクオリティがもっと上がってもっと普及すればいいと思います。飽きて止めて捨てたとしても苦しむ命もなければ失う命もない。道端に糞は落ちない予防接種は行かなくていい器物破損の訴訟もない。遺失物扱いされてキレる飼い主もまぁ多分減るでしょう。
 何より期待したいのが「きゃーかわいい!」「パパー、プレゼントにアレ買って!」というテンションとノリと勢いだけで買っていかれる生体が減るということです。飼う前に!知識と!覚悟と!責任と!環境と道具と病院と一時預かり先と十数年分の愛情一式準備してから買いに来い!なーんて言わなくてもデフォルトで準備できてる人だけが生体を買いに来る。ナニアノヒトカンジワルイーみたいな目で見られない。心優しいショップ店員さんはいつだって利益と正義感の板ばさみですよ!頑張って!
 そしてたとえペット産業が縮小していって「うわー本物とか初めて見たしww」みたいな時代になったとしても、ペット産業がなくなることだけはありません。動物、特に犬と人間との関係はそんなには浅くありません。どんなに時代でも責任と知識のある飼い主さんは必ずいますし。今空前のペットブームが多少縮小したって膿みや脂肪を落とす健康的なダイエットみたいなもんでしょう。

⇒正直なところ、捨て犬捨て猫ゼロっていうのは恐らく無理だろうと思います。氏にしろ育ちにしろ、人間と一緒に暮らすのが難しい子は出てきます。どちらにも負担をかけると判断されたら注射を打たれるのは動物の方でしょう。命の問題は重い。誰かがどこかで見えないところでどうにか問題を解決してくれれば気が楽です。捨てるなという法律と同時に、安楽死させなければならない、って法律も定めなきゃいけないかもしれません。

⇒重たい話はここまでで、飼い主さんにああしてほしい、こうしてほしい、アレはしないでコレはしないで、言い始めたらキリがありません。ぶっちゃけ業種によって求めるところも違いましょう。共通してるところといえば「責任持って」「健康に気をつけて」「こまめにブラッシングしろ」くらいですか。ブラッシング大事ですよ。柴犬の飼い主さん、そろそろ…そろそろですよ…!!
 業界の人だって人間だもの、おじいちゃんとワンちゃんが朝の散歩でコッペパン半分こ☆なんてエピソードを聞いて、キィィバカじゃないの虐待じゃないの何考えてるの!!という人もいれば、いいねぇずっとそうしてきてるんだねなんだか心が温まるねぇ…と和む人もいるわけで、何が幸せかというのもまた客観的な意見だけで答えの出るものじゃありません。その辺はネットと本と噂話でなく飼い主さんと動物とで時間を掛けて決めるとしたもんでしょう。それが主観的にも客観的にも幸せであるように願うばかりです。

⇒ちょいちょい本音がポロリしてますがコラムはここまで。読んでくださった方ありがとうございました!
 武蔵と靴下は元気です。夏になると運動量が減るせいか自然とムッチリ…としてきます。冬場は冬毛があるのでモッサリ…なんですが、夏場は比較的にすっきりしてるのでムッチリ…イヤその辺のニュアンスは別にどうでもいいんですけども、まぁ元気です。靴下は4月に4歳、武蔵は7月に9歳になりました。特に武蔵、老後のためにもちょっと痩せた方がいいですね!一緒に頑張ります。ではでは!





9月3日 眠かったのか色々おかしかったので修正しました…
あとテンプレートも変えました。




0519 ざっくり手作りごはん入門

⇒武蔵姐です。今回はネタがなかっ 久しぶりに手作りごはんのお話でも。
 下の方でうちのごはんの紹介もしてます。上の方はまぁお暇なときにでもどうぞ。


⇒手作りごはんと言えば、どれもこれもペットフードが信用ならないというフードジプシーの方や、食べ物アレルギーで市販のフードが身体に合わないワンちゃんの飼い主さんや、偏食や病気のワンちゃんの為に自宅で出来る優しいケアとして作る方など、何だかナチュラル健康志向ちょっとおされな感じの手間暇かかった愛情溢れる素敵なペットライフを彷彿とさせる1冊数千円もするような薄っぺらくて作るのめんどくさそうな料理本の中身を希望する方は他のサイトに行ってらっしゃいってアレなんか脱線した。

⇒話を戻しますと、市販のフードと手作りごはんの大きな違いは原材料がハッキリしている点です。ペットフードだって原材料は書いてありますが、何のために入ってるのか分からなかったり、鶏肉と言われたって鳥のドコ使ってんだか分かりゃしなかったり、ざっくり「肉類」とかもうどこって言うか何。 着色料無添加と発色料添加はほぼ同義とかまぁアレです。ちょっとげんなりするような現実も専門学校では学ぶわけですが此処はユルい親馬鹿ブログであってフードジプシー普及増進推奨支部とかではないので書きません。

⇒手作りごはんの利点は「材料がはっきりしている」「その日の調子によって変えられる」「食いつきがいい」「水分含有量が多い」などなど。
 さりげなく最後の水分含有量はコレが結構嬉しいのです。ドライフードは言わずもがな、半生フードより水分量が多く、缶詰より安心で、レトルトより安上がり。添加物がなく肝臓に負担がかからず、柔らかく煮れば胃に優しく、水分が多いので腎臓も助かるってなもんです。

⇒そして逆に欠点は「作るのがめんどくさい」「栄養管理がめんどくさい」「考えるのがめんどくさい」「時間がかかってめんどくさい」などなど。
 いや別に私が面倒臭がりとかじゃなくてですね、とにかく何も考えないでザラザラっと入れてハイどうぞーとやってた頃に比べたら格段の差で時間と手間と微々たる脳の回転が必要になってくるわけです。その辺をどうカバーして「あ、これなら」と思わせるかが手作りごはん本の売り上げに関わってくると思います。私は一体誰に書いているのか。

⇒武蔵はアレルギーも偏食も病気もなく飼い主もえげつない色でなければ特にペットフードに抵抗はないので、どうして手作りごはんなのかと訊かれたら単に良く食べるからです。何となく試しに作ってみたら余りに食いつきが良かったので母さんが喜んで作り始めたのがきっかけで、母さんは毎食1食ずつ、晩御飯に使う人間用の野菜を刻んでマメに作っていましたが、私が作るようになってからは1週間〜10日分まとめて作って冷凍保存です。1回作ったらあとは毎日チンするだけ。ほーら何だか出来そうな気がしてきませんか(笑)

⇒とはいっても武蔵は朝は市販の総合栄養食(夕方までに少しずつ厭々食べる)なので、特に栄養面に関して細かく計算していません。ざっくり計算で全く考えてないわけではないですが、何にせよ食べてくれなくては始まらないのでまずおいしい(好きな)食材を入れることと、あげたらいけないものは入れないこと。この2つが最低限守られていればそこを核にして膨らませることが出来ます。
 要するに私は道楽半分なので、深刻に真剣に真面目に本気で栄養バランスの整ったメニューを希望する方は拙宅より軽く169倍は親切なサイトがたくさんありますのでそちらを検索してみてください。拙宅はきっかけというか、作り始めの気軽な感じで読んでいただければ幸いです。




⇒ということで、ここからはうちのごはん。


 まずは基本のごはん。おかゆというかおじやというか。鍋の時点で写真撮り忘れたのでそのうちUPします。
■材料■
・白米(余った冷ごはん)
・肉(胸肉、ササミ、豚軟骨など)
・煮干し
・昆布
・さつまいも
・にんじん
・緑の野菜(きゅうり、ブロッコリ、キャベツなど)

 とりあえず絶対に入っているものです。ごはんが足りないときはおから水煮大豆こんにゃくなどでかさ増しします。は安いときにまとめ買いして1回分ずつ分けて冷凍。煮干と昆布は人間用にまとめて2〜3リットル出汁をとるので、その出がらしをフードプロセッサーでギャッと。…ギャッと。(2回言った)
 野菜は季節のものを、といえば聞こえはいいですが冷蔵庫に入ってるもん適当に放り込みます。この際緑じゃなくてもきのことか大根とか山芋とか手当たり次第です。さつまいもは肉と並んで武蔵の好物です。あときゅうりにんじんは年中安いのと彩りがきれいなので。炭水化物(ごはん、さつまいも)と、たんぱく質(肉、魚、大豆)と、あと野菜のバランスが3:2:2くらい?気分で変わります。実際はもっと肉類を増やした方がいいです。

 今回はコレにさらにおからしいたけが入ってます。緑の野菜はブロッコリの茎ですね。おからが大量に入ったのできゅうりは諦めました。

■作り方■
肉をまとめて茹でて(水炊きの要領)灰汁をとりつつ、野菜をひたすら刻み続ける。フードプロセッサーだと水分が出過ぎたり、見た目が美味しくなさそうなのでひたすら角切り。葉モノは特に火を通すとかさが減るので山のように刻みます。無心に刻みます。
 ていうかダルい人はミックスベジタブルという最終奥義が。使ったことないですが、おそらく相当便利です。
肉の茹で汁で野菜を煮る。茹で汁が少なければ人間用に取ったダシを増員したりします。
野菜刻みすぎて疲れたので肉はフードプロセッサーでギャッと刻みます。胸肉やササミは一緒に粗く、豚軟骨は別にしてさらに粗い大きさにして食感を残します。
 ついでに煮干も粗くギャッと。昆布は割と細かめに。フードプロセッサー組はみんな火が通ってるので一緒にしておきます。時間があればさらに茹でて灰汁をとったりします。で、茹で汁ごと野菜にザバーン。
根菜が柔らかくなったら最後にごはんを手当たり次第に放り込みます。水っぽいなと思ったくらいで火を止めればあとは勝手に煮汁を吸収して異常に増えます。
小分けにして荒熱を取ったら冷凍庫に陳列する。今夜の分を忘れずに取り分けておきましょう。

 ………なんか自分でやっといてなんですがすごい男の料理の匂いがします。

 で、そこで終わっても面白くないので小分けしたごはんに味を変えるためにトッピングしていきます。あげる直前にその日の晩御飯のおかず(火を通した刺身やサラダの残りなど)を乗せることもありますが、それとはまた別に、3食分ずつくらいに分けてそれぞれひじき桜海老ごまを足しました。


 コレはごまですね。熱いうちに入れておけば香りが出て美味しそうです。トッピングは他に干し椎茸鮭の水煮缶鰹節なんか美味しそう。水煮缶を選ぶときは原材料にごちゃごちゃ書いてないものを選ぶと無難です。手作りごはんは水分が多いので、食塩1%くらいなら全然平気で排泄します。「野菜スープ」とか書いてあると玉葱の成分が入ってたりしますのでご注意を。
 毛づやが悪ければオリーブオイルやごま油などの油分を足しますが、まぁ滅多に入らんです。快食快便毛づや良好です。


 今回は10食分出来ました。おからが増えた増えた。上段からごま、桜海老、ひじき。あとの1つは今夜の分です。冷凍&電子レンジ対応容器は100均で手に入ります。


 基本的に食材とダシ以外の味付けは一切ありません。塩胡椒か酒醤油が入れば人間にも美味しいかもしれません。塩分や香辛料は犬にはタブーですが、どうしても食欲がないときはにんにくのすりおろしをほんの少し入れてみたり、味噌を風味付けに少し溶かしてみるくらいはやってみる価値はあります。何にせよ食べてくれるのが第1歩です。


⇒何が言いたかったかといいますと、私でも出来るということはそんなに難しく考える必要はないということです。毎日メニューを変えなくても、何ヶ月も同じフードを食べていた頃に比べたらワンちゃんも嬉しいはず。人間の食材はペットフードの種類より遥かに多いですから、ちょっと試しに入れてみようかな、とお試し感覚で作るのが楽しいですよ。意外と納豆とかトマトとか食べるし(笑)

 ということで久々に長いこと書いて疲れました!武蔵姐でした。




0914 生きていますとも

 久しぶりとか言ってられないくらい久しぶりです。武蔵姐です。
 内輪でちょっとゴタついておりまして、ようやく落ちついてきたところです。おかげさまで早寝早起き一日三食適度な運動で健康生活まっしぐら。猫まっしぐらって時々言いたくなりません?(なりません)

 ということで今年もそろそろ動物愛護週間ですね。書くことないので今回は動物愛護のおはなしでも。
 あ、動物愛護週間は10月20日から。19,20日と上野恩賜公園にて恒例のイベントが開催されますのでお近くに来た際には是非。ピンクのユニフォームとエプロン、もしかしたらナースキャップも被ってたら私の後輩たちです。生暖かく見守ってあげてください。

 動物愛護といいましてもまぁ特にコレといって書くほどのことがないというか何と言うか、この単語自体なんかぼんやりしてますよね。今回はわかりやすく虐待に焦点を絞ります。

 動物虐待の定義や線引きを何処にするか、みたいな話はしません。したところで現実で何がどうこうなるわけでなし。まぁ世の中「虐待イクナイ!」と糾弾すりゃ何でも虐待認定できると思うなよ?と言いたくもなるような方々もいらっしゃったりしますがそれはさておき。

 動物愛護と虐待防止といえば本場はイギリス。RSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)と呼ばれる世界最古の愛護団体を王立で作っちゃいました。王様まで愛護推進。虐待すると行政指導なんて甘ったるいことしてないで警察が動いて逮捕されたり、二度と動物を飼うなとか具体的かつ分かりやすい刑罰が待ってたり。

 で、イギリスの支配から影響を色濃く受けるアメリカも動物愛護先進国。RoyalがAmericanに変わっただけのASPCAもちゃんとあります。こちらはアニマルポリスと呼ばれる動物専用の警察がいて、ケーブルテレビなんかで見たことある方もいるのでは?

 イギリスに限らずヨーロッパは全体的に動物愛護の概念が自然に社会に馴染んでいる感じです。その辺は使役動物との歴史が長いことも理由のひとつですね。猟や移動手段など、大昔から動物を使役しながら動物と共に暮らしてきた国々は踏んでる場数も動物への理解度も違います。
 それこそ馬なんて車の代わりに街のいたるところにいたし、馬糞を片付ける専業者もいたし、馬の状態を見極めて仕事をさせることが商売のコツでもあるわけですから性格から蹄鉄の具合まで見られる人間の数も多かったわけです。
 狐狩りや鳥猟も貴族が中心とはいえ、そのためだけに品種改良が行われてそれだけで一つの品種グループ作っちゃうくらいには歴史は古く深くなおかつ広かったわけで、人々の暮らしに動物が深く関わってきた結果として、動物にも権利を!という動きが生まれたのは当然といえます。

 で、くらべて日本はといえば、馬はまぁ武士が乗ってたかなぁ、平民は良くて牛が畑耕してるところがあったかなぁ、犬?山駆けずり回って半分野良みたいなもんだったなぁ、とかそんな感じ。動物との関係が元々希薄で、よく言えば自然のまま、悪くいえば放置。引きこもり時代が長かったので動物への接し方は昭和まで昔のまま引っ張ってましたね。人間の残飯を餌にして、夏冬問わず一日中外に繋いで、猫はもう野良なんだか野良じゃないんだかみたいな。犬ももう野犬なのか野良犬なのかみたいな。

 動物愛管法もアメリカに「あらやだニッポン人ては野蛮!」とか言われるのもアレなんで作ってみた、という感じで動物愛護週間も多分アメリカの影響ですね。日本にとって動物は飼って楽しむ=居ても居なくても構わないという娯楽的な概念が大きくて、生活にあまり密着していないぶん興味も薄くて……ということで動物愛護という外殻はありますが中身がとってもぼんやり大雑把。ヨーロッパのように具体的な記述がないのでなんかこう……モヤモヤっとしてるのが日本の動物愛管法への私のイメージです。

 とはいえ時代は平成に入って20年以上経ったのでペットへの関心も高まり、良くも悪くも虐待だ何だと騒がれるようにもなりました。一部の動物好きが集まってひっそり作られた動物愛管法も興味を持つ方が増えて無関心から来る虐待っていうのは結構減ったんじゃないかなと思います。

 あとは知識不足からくる罪悪感のない虐待が日本は大きいような気がします。知識も持たずに飼い始めること、知識も持たず「かわいそうだ」と非難したり、するべき世話をしないこと、そういったことは少しの知ろうとする努力や周りの誰かが教えてあげるだけで減っていくんじゃないかと。まぁ世の中私みたいのが居るんですから意外と近くに獣医さんAHTさんやトリマーさんや訓練士さんやペットショップの店員さんや愛護協会の人が住んでいるかもしれない。隣のお姉さんがそうかもしれない。向かいのオジサンがそうかもしれない。

 分からないことがあったら話しかけやすい散歩友達にでもいいので聞いてみてください。意外と散歩友達ネットワークってあなどれないもので「●●ちゃんのママがトリマーらしいから聞いといてあげるわ」的な流れになったりすることもあるし、やけに詳しいなと思ったら最後におまけのように「まぁ、私トレーナーの資格持ってるんですけどね」とかさらっと言われたり。時々何か違う熱心なオバちゃんも居ますが、その辺は直感で見分けてください(笑)
 動物に関わる仕事をしているひとは、飼っている動物の状態や飼っている状況などを詳しく聞いてくることが多いのでわりとすぐ分かると思うんですが…って何の話をしてるんだorz

 まぁ日和見な感じで作られた愛護週間ではありますが、コレをきっかけに動物愛護にほんの少し興味を持ってくれたり、自分の家の飼育環境を少し見直すきっかけになったらいいなと思います。久々に長く打ったら疲れた…武蔵姐でした。

 あ、武蔵も靴下もピンピンしてます。サツマイモが出てきたので武蔵まっしぐr(まだ言ってる




0606 トリマーのお話

 こないだ「自宅でぬいぐるみをカットするだけでトリマー資格取得!」…なーんて夢のようなパンフレットを見つけ(て腹抱えて笑っ)たので今回はトリマーのお話。

 私は痛々しいものを見ても敢えてツッコまずニヤニヤしてるタイプなので(最悪)笑うだけで済みましたが、本気でトリマーを目指している方が見たらブチ切られるんじゃないかと思いますアレ。まぁ何処のとかは言いませんけども。ぬいぐるみと教科書で資格取った方はいっぺん咬まれてみたらいいと思う!(ニコ!)嫌がらせとかじゃなくて経験として!やってみないと分からないことって結構多いもので、特に動物相手だと予想外の反応が返ってくるので場数がモノを言ったりします。
 深爪して大出血とか、バリカンで皮膚までカットとか、ハサミでかすって出血とかそれくらいは1回くらい経験しといてもいいかもしれない。舌切ったとか耳切ったとかはちょっと流石に非常に貴重な経験にしといた方がいいと思いますけども…あー痛い。

 人間の美容師さんは国家資格ですがトリマーさんは国家資格じゃないので民間で取ろうと思えばいくらでも資格が取れちゃうご時世です。JKCとかは有名どころですが学校とかNPO法人とか方法も色々。実技なしっていうのが一番怖い。
 相手の差はあれど生物に刃物を向けてお金をもらうという点においては同じです。AHTほど分かりやすく命に関わってはいないものの、トリマーだって命を奪うことも救うこともある。多分皆さんが思ってるほどオシャレで素敵な職業ではないと思います。
 言葉が通じない動物相手に頭だけじゃなく全身にブラシとハサミを入れ、待てと言っても待たない子はいるわ四六時中唸ってる子はいるわ隙あらば噛み付いてくる子はいるわいつまでもチョコマカ動いてる子はいるわ突然失神してみたり貧血起こしてみたりぐっすり寝てみたり。フリーダム。しかも彼らときたら1ヶ月以上は余裕で風呂入ってなかったり飼い主さん気付いてないだけでノミいたりダニいたりすることあるし。毛玉だらけで香水と煙草の犬の匂いが混ざって大変なことになってたりするし。…なんか色々思い出したくないことまで思い出してきた。
 …まぁそれはさておき、自分も刃物で相手を傷つけないようにしながらも、自分も攻撃を喰らわないようにしつつ色々イレギュラーな対応が必要になってくる職業です。動物にかかわる仕事っていうのは大体そうですが、ワンちゃんネコちゃんカワイイ大好き!だけじゃ出来ません。とはいっても好きじゃないとやってけないですけどね。

 ざっくりと仕事を紹介すると、飼い主さんからワンちゃんをお預かりして、全身をざっとチェックして、性格や状態を見つつ、ブラッシングや荒刈り、シャンプー、ドライヤー、爪切り、耳掃除などなど色々やった上でカットに入り、時間内に終わらせてリボンくっつけて飼い主さんにお返しする。意外とこの時間内っていうのが厄介。予定が詰まってると乾かしてる間に他の犬をやったり色々配分が大変。おだてたり叱ったり話したりしながら進めていきます。
 で、お仕事が終わったら器具の洗浄や消毒をしますが、ノミや感染症のある子を担当した場合は念入りになります。まぁコレは人間でも同じでしょうか。衛生面は結構気を使います。割と色々道具を使うので手入れも時間がかかったり。バリカンの刃とか疲れてると手入れすんのダルい。

 それでもゴロっとした汚れた犬にブラシ入れてシャンプーして綺麗にかわいくカットして飼い主さんが喜んでくれてっていうのはやっぱり嬉しいもんです。自分の好みの体型に作ったりするのも結構楽しい。トリマーさんによっても好みがあって、見た目重視のトリマーさんもいれば生活しやすさ重視のトリマーさんとかも居て、見た目重視にしてもスッキリ派とかふんわり派とかキッチリ派とか居るんですよ。私は生活重視のザックリさっぱり派です。大変スッキリして返します。
 あ、あとカット好きとナイフ好きとかもいますね。プードル好きとテリア好き。M.シュナウザーはどっちにも愛され派(笑)柴犬はトリミング要らず。するとしたらヒゲカットと尻カットくらい。ブラッシングとシャンプーが大変なんですってば。

 3年間勉強して実習して何十頭とグルーミング(健康チェック・ブラッシング・シャンプー・カットなどの総称)して、試験受けて資格取った今でも私は未だに刃を当てるのが怖いです。怖くなくなった時を考えるともっと怖い。怖い怖いと思ってるうちが安全ですね。多分一生怖い。
 今までやった中で一番大変だったのは泥水に浸けて乾かした玄関マットみたいな咬み犬でした。凶暴な玄関マット。しかも重い。3人がかりで丸刈りにして洗ったらクリーム色ベースのデカいシーズーでした。しばらくトラウマだった…あんなのもう出来る気がしない

 まぁそんなこんなで、流行ってるからトリマー☆みたいな軽いノリでは出来ないと思いますよ、というお話でした。




0425 133rd Westminster Kennel Club Dog Show

 2月に開催されたアメリカのドッグショーですが、今日発売の愛犬の友 2009年05月号に各品種の1位を獲った子が別冊付録で付いてます。オススメ!

 今年のBISはサセックスでしたね!日本ではあまり馴染みのない品種ですが、がっちりとした鳥猟犬で、毛色がとても綺麗な品種です。
 日本でよく見かける仲間はアメリカン・コッカー・スパニエルイングリッシュ・コッカー・スパニエルがいますが、彼らよりも脚が短く、身体はずんぐりとして、何と言うかこうのんびりとした雰囲気のある子ですね。
 世界的にもマイナーな品種ですが、コレを機に少し増えてくれるといいですねー!でも日本で飼うのはオススメできません…

 さてサセックス率いるスポーティング・グループの2位は皆さんご存知のゴールデン・レトリーバー、3位にはイングリッシュ・セッターが続きますが、4位は黒いラブラドール・レトリーバーでした。


(写真提供:いい犬ドットコム

 日本でよく見るラブとは随分違いますね。筋肉質!


 ハウンド・グループではスコティッシュ・ディアハウンドアイリッシュ・ウルフハウンドがツートップに。コレも日本ではあまり見ないタイプの犬ですね。なぜなら


(写真提供:いい犬ドットコム

 デカいですからね。(写真はアイリッシュ・ウルフハウンドです) 全品種中で高さだけなら1・2位を争えるデカさです。ハンドラーさんも日本人ではなくアメリカ人ですからね。ハウンドですからこの大きさでもかなりの距離をかなりの速さで駆け抜ける品種です。しかも時々この大きさでヤンチャするのでそれすら包み込む特大の愛を持って接してあげましょう。ああ愛しい。武蔵姐は大型犬が大好きです。
 3位は全品種中最も鋭い嗅覚を持つといわれるブラッド・ハウンド。あああ可愛い。4位は日本で大人気のダックス・フントでした。日本でマイナーなワイヤーヘアですけどね。


 …と各グループ紹介したいんですがいい加減疲れてきたので柴犬に直行します。なんと今年の柴犬1位は9歳のおじいちゃんです。しっかし…

泣けるほど画像がない… orz


 是非とも別冊付録でご確認下さい!
 ちなみに柴犬の属するノンスポーティング・グループの1位は今年もスタンダード・プードルでした。2位は意外とよく見かけるモバゲーCMでも有名なフレンチ・ブルドッグ、3位は今年スタンダードが改正されたブルドッグ。同じブルドッグですが全然違うんですよ!4位はふわふわ犬泉くんビション・フリーゼでした。しかし付録の写真が…ゲフン


 ということで写真はすべていい犬ドットコムさんからお借りしましたが、他にも素敵な写真があったので幾つか貼っておきます。

■絨毯?(笑) 日本ではあまりみかけない黒いシー・ズーです
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/288.html
■とっても気さくなオーナーさん。ブラッド・ハウンド
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/122.html
■とっても気さくなオーナーさん。ブラッド・ハウンド2 耳が長いんです
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/121.html
■今年BISのサセックスとハンドラーさん。頭頂部がゲフン
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/324.html
■いつでもマイペースな四角い毛玉…じゃなくペキニーズ
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/364.html
■牛乱入!じゃなくてグレート・デン様。素敵すぎ。
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/393.html
■写真もブレる(笑) かなりスピーディに走るんです。スタンダード・プードル
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/421.html
■「!!?」と思った方はプーリーで検索!ハロウィンとかじゃないです。
 http://www.e-inu.com/dogshow/slideshow/090209/429.html

 以上武蔵姐でした。
 (品種に関するリンクはアニマルプラネット 犬種大百科さんです)




0829 狂犬病予防法

 について調べているわけですが…(夏休みだなぁ…笑)武蔵姐です。

 説明するまでもなく大半の飼い主さんが勧められるがまま注射を打って手続きを頼むのでまぁそれでも善良な病院ならいいっちゃあいいと思うんですが、自分のイヌに何をされているかしっかりと理解していないという状況はいつか騙される、ぼったくられるという危険を常に孕むということは知っといて損はないのではと…営業妨害みたいに聞こえますが世の中ないわけではないですからね…

 要するに大事なのは飼い主の「理解しようとする意志」と病院側の「理解してもらおうとする意志」が両方あるかどうかで、病院側ばかりが必死になってもこればっかりはいかんともしがたい。フィラリアや狂犬病など毎年当然のように自分のイヌに行われている予防に対して意識を向けるかどうか。「難しいことはわからないのでお任せします」とくるか「参考までにもう少し詳しく聞かせてください」とくるか。大体何処にでもパンフレットとかイラストで説明するマニュアルのようなものは準備されてると思います。

 日本の平和ボケも、そろそろ足元固めておいた方がいいかも、というお話でした。





0724 文化祭 '08

 もうそろそろ1ヶ月経ってしまいますが、「文化祭のレポを書け!」と神…もとい某N氏から写真と一緒に啓示が下されたので今更ですが写真だけでもUPします。

 文化祭は6月28・29日に開催されました。各クラスはAHT、グルーミング、トレーニングなどなどからテーマを選び、委員の作った企画書に沿ってブースを組み立てていきます。ちなみにうちのクラスは「手作り+療法食+レシピ」で作りました…が、写真がないのでそれはさておき。
 生徒は事前に申請し、条件を満たせば犬を同伴できます。まったくいないクラスもありますが、うちは御馴染みG.シェパードのクィーンちゃんをはじめ毎年何頭かやってきてくれます。

 まずパピヨン組。

左からアルくんとバロンくん。2頭とも28日に参加でした。
アルくんは文化祭初参加でした!まだまだ若いですね〜小さくてかわいいです♪
バロンくんはもう顔なじみです。大らかで賢く基本的にされるがままのナイスガイ(笑)

 次にシェルティ(シェットランド・シープドッグ)組。

左からベスちゃんとチャコちゃん。ベスちゃんは28日、チャコちゃんは29日参加でした。
ベスちゃんは授業では来たことがありますが文化祭は初めて。落ち着いた大人の女性です。
チャコちゃんはまだ若く初めてのことがたくさんあったようです。ちょっと疲れたかな?
ベスちゃんの方がずっと年上なんですがチャコちゃんの方が大きいんですね(笑) 2頭とも美人さんでした。

 あと残り組(言葉を選べ!)

左からクィーン(G.シェパード)ちゃんともも(M.シュナウザー)ちゃん。
クィーンちゃんは言わずもがななので後回し(笑)
ももちゃんは何度か学校に来ている女の子です。気難しいところもありますが、ムチムチで甘えっこでかわいいですよ!

この子達のトリミングは大体飼い主のクラスメイトさんがやってます。一番大変そうなのはももちゃんかな?全身にバリカンをかけて、足と顔もスッキリとカット!耳にもバリカンが入ってます…うん、真似できない(笑)

そういえば文化祭中はクィーンちゃんが自宅に泊まりに来てたんですが私としたことが写真を撮り忘れた…!!orz
武蔵とクィーンの関係は上下関係や恋愛関係を超えて「捕食者と被捕食者」っていうか「狩る側と狩られる側」っていうか「オオカミと羊」?みたいな?ええ、それはもう大変微笑ましい戯れ(死活問題)でした☆ 武蔵はコレでちょっとイヌ社会の何たるかを知るべきですね。クィーンは訓練所育ちなのでイヌ同士のコミュニケーション技術は抜群です。あとボールの破壊力も抜群です。
ちなみに靴下はクィーンを見た瞬間脱兎の如く逃げ出しました。本気で爪立てて逃げました。痛かった…

クィーンちゃんの隣に写ってるトロフィーは何かというと、29日に開催されたアニマル・ファッションショーでグランプリ(!)を撮ったときの写真です。クィーンちゃんだけでなく、製作委員さんやら飼い主さん兼ハンドラーさんやら色んな人が携わってステキな洋服が出来ました。
テーマは「オリンピック」、クラス担当は「日本」でモチーフは「乗馬」です。



……うちのサイト内においてN氏は完全に被りもの担当ですね!(いい笑顔)
N氏はクィーンの飼い主さんでプロの訓練士です。でも今回は馬役ということで(笑) 右側の写真は別にモザイク掛けなくても良かったんですが、あまりにつらそうな顔をしてたのでささやかな思いやりです(余計なお世話!)
それはともかくクィーンちゃんの馬術師姿はかなりステキ!帽子が取れないようにするのが大変でした…

以上、こんなもんでいかがでしょうか(笑)
武蔵姐でした!& SPECIAL THANX TO Ms.N !!




0603 フィラリアの話

 お久しぶりです。武蔵姐です。
 ひと月近く放置しておりましたが、内定も取れて内定先での研修が毎週入って文化祭の準備も始まって息切れしております。バイトする暇もない。今日は少し時間があるので、今まで話したことがあったようでなかったフィラリアのお話でもしてみます。

 皆さん狂犬病の予防接種と一緒にフィラリアのお薬をもらった方も多いんじゃないでしょうか。何も言わなくても病院側から「フィラリアのお薬どうしますか?」と聞かれてまぁ毎年のことだし「じゃあお願いします」で5〜7か月分まとめて買って、言われたとおりに毎月決まった日にちにご飯に混ぜたりそのままあげたり。個人的にはそれでいいんじゃないかと思うんですが、知っておくに越したこともないのでここらでお話。

 フィラリアと聞けば何となく
「心臓に棲む虫?」
「蚊が媒介するヤツ?」
 くらいの認識はあるでしょうか?病院に聞いても大体「蚊が媒介する心臓の寄生虫ですよ」と言われると思うんですが、要約してしまえばまさにその通りなんですね。見た目は白い素麺状。素麺食べられなくなるとか言わないで下さい。何事も慣れてしまえば糞便検査の後のカレーも血液検査の後のトマトジュースも恐くありません。「そのお弁当、さっきの尿検査の検体と同じ匂いがするね」と言われても食べられます。話題が逸れました。戻ります。

 現在都内ではあまり見られないらしいですが、それ以外では未だ感染しているようです。犬(たまにフェレットや別の動物にも感染するらしいですが)の体内で♀フィラリアが子供を産み、其れが1回蚊に吸われます。蚊の中で幼少時代を過ごし若干大きくなった仔フィラリア(実際は感染子虫とか感染幼虫とか第3期子虫とかミクロフィラリアとか名前はマチマチです)がまた蚊から犬の体内に戻り、血管を通って心臓に溜まっていって青春を謳歌する、という人生を送ります。
とはいえ住処にされた心臓はたまったもんじゃない。血液の通る道にフィラリアがたむろってるもんだから渋滞を引き起こし、負担が増え、心臓から繋がる肺にまで被害は広がって呼吸器症状まで出てきます。よく言う「咳をしている」「お腹に水がたまっている」というフィラリアの症状はここから来ているわけです。酷くなってからでは治療は困難で経済的・身体的・精神的負担が大きく厄介な病気です。そのために毎年口癖のように「フィラリアのお薬どうしますか?」と聞かれるんですね。
 このへんの詳しい話は他に私よりもっと熱心に説明してくださっているサイト様がありますので、検索してみてください。

 さて、蚊が媒介するんだから要は蚊に刺されなければいい話なんですが、其れがなかなか難しい。ましてや寄って来る蚊が仔フィラリアを連れているかどうかなんて見分けられるはずもないわけで、現在皆さんが飲んでいるような月1回飲むタイプのお薬は「入ってきた仔フィラリアを殺す」ためのお薬になります。入ってきてしまったものは仕方ないので、心臓に行く前に殺せば問題ない!という考え方。合理的といえば合理的。ただし、大人になっていたりあまりにたくさんのフィラリアが体内に居たりすれば、薬で死んだ死体で血管が詰まるなんてことやショックを起こして逆に犬の命が危ないなんてこともありえます。

 ということで、病院ではフィラリアのお薬を出す前に必ず血液検査で血液の中にフィラリアが居ないかどうかの検査を行います。検査方法は病院によってマチマチですが、直接血液を顕微鏡で覗いたり、ものっそい勢いで遠心分離してみたり、フィラリアに対する抗体を検出するキットを使ったり、4〜5月の動物病院の裏側は間違いなく十中八九血液検査ばっかりやってます。私もやってました。なので「うちの子に何するのよ!」とか言わないで素直に血液採らせてください。貧血になるほど採ったりしませんから。ましてや検査以外に使いませんから。嫌がらせで貴方のお子さんに限ってやってるわけでもないですから。ね!(ニコ)

 大体の場合はそこでフィラリアは居ないようなので蚊がいる間は新しいフィラリアが入ってきても大丈夫なようにお薬出しましょうねーという流れになって錠剤にしますか?それともチュアブル(肉の塊タイプ)にしますか?それともスポット(フロ●トラインみたいな液剤)タイプでノミ・ダニと一緒に予防しちゃいますか?みたいな……柴ちゃんは割とチュアブルタイプが多い気がします。お薬嫌いなんですかね?大体の病院には2〜3タイプのお薬がありますので、どうしても飲まなければそこで止めずに病院に相談してください。なので初めて与えるときにはまとめて買わないほうがオススメ。特に仔犬は体重が増えて薬のサイズも変わりますからご注意を!

 ということで久々にやってきて久々に長々と書いてみましたがいかがでしょうか。最後に「フィラリアは人に感染しないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、犬に感染するフィラリアは「犬糸状虫」と呼ばれるタイプで、人に感染するのはバンクロフト糸状虫とかマレー糸状虫とか日本にはあまりいないタイプのようです。犬糸状虫もたま〜に人間に感染するらしいですが、そこまで心配する必要はないかと思います。この辺はwiki先生参照のこと。

 以上、武蔵姐でした!




0424 徒然なるままに

 さて今日は何を書きましょうか(そこからか)武蔵姐です。
 徒然に書くだけの、豆知識のような独り言のようなネタはたくさんあるんですが、結局どれだったら皆様の興味を引く内容なんでしょうかね。あんまり日常生活離れした話題は面白くないですしね。ということでネタはいつでも募集中。

 じゃあ今回は「しつけ」の初歩の初歩のお話でもすることにします。行動学とか条件付けとか学習法とか訓練法とかそんなんはそのうちやるとして、今回はもっと根本的な「飼い主さんの心構え」のお話でも。

 私はまだプロの訓練士ではないですし、訓練犬を育てたいわけでもありません。ですからこれからお話しすることは、一般の家庭で家族として暮らしている、元気で、ちょっとわがままで、ちょっぴりお馬鹿で、病院とシャンプーだけが唯一の悩みで、おやつと散歩が大の楽しみみたいな、そんな子達と飼い主さんが「両方」幸せに暮らせるように手助けをする程度のお話だと先に断っておきます。

 たとえばいつもご飯をあげるときは「おすわり」をしなければならない、というお家は多いんじゃないでしょうか。あと「オテとオカワリをしなければならない」とか「ワンと1回吠えないといけない」とか……ちなみにうちは「チョーダイ」と言わせます。「ヒョー…ヒャウッ」って言ってるだけですけどね(笑)

 それが、歳を取ったり、元気がなかったり、何だか嫌がったりしてやらなくなった。そんな時、あなたはどうしますか?出来るまでやりますか?何度も「オスワリ」と繰り返しますか?出来ないから叱りますか?ご飯を取り上げますか?近くのトレーナーさんに相談しますか?でもそれって、

本当にやらなければならないことですか?

 人間と一緒に生きていく上で、犬がやらなければいけないことってそんなに多くないはずです。トイレを覚えて、迷惑をかけないように散歩をして、犬用のおもちゃで遊んで、人間のことを大好きであること。最低限こんなもんでいいんじゃないかと思います。人に咬みつくけどオテは出来る、とか、家中でオシッコするけどチンチンは出来る、とか、優先順位がおかしいこともしばしば。

 ご飯食べる前にオスワリをしなくなって誰かが困りますか?やらなければ病気になったり、死んでしまったり、ワンちゃんにとって大変なことが起きますか?ワンちゃんがいつもやっていることをしなくなったのなら、「しつけだから」と言ってる場合じゃなく普通に心配してください。 原因が必ずどこかにあるはずです。オスワリをすることより、ご飯を食べてくれるほうがずっと大事です。しつけのために健康が損なわれるようなことはもちろん、叱ったり何度も何度も大声で繰り返すようなことは避けましょう。

ワンちゃんにだって調子の悪い日、気分の乗らない時はあるんです。

 人間はいつも同じ気分、同じテンションではいられないのに、ワンちゃんにそれを強要するようなことは酷というもの。調子が悪いならお休みする、気分が乗らないならさっさと止めるなど、人間だからこそできる臨機応変な態度で接してあげてくださいね、というお話でした。

 晩御飯食べてきます…武蔵姐でした。




0323 春ですね

 三寒四温ってこの頃をことを言うんでしたっけね?もう過ぎたのかもしれませんが…武蔵姐です。

 さてこの記事を書こうかなと思っていた矢先にまた靴下がネズミを捕まえてきたので埋葬してきました。もう何匹目かまでは覚えてないですが、庭横一列お墓になる程度には捕まえています…今日はいつもより嬉しかったらしく、堂々と持ってきたくせになかなか手放しませんでした。お腹減ってたんですかね。獲るのは構わないんですが食べないで頂きたい。今のところそこまで食べたことはないので…って何か生臭い話になってきそうなのでこの辺で打ち切り。

 それでは今日の本題。

 

 皆様のところにも届きましたでしょうか?もうそろそろ狂犬病予防接種の季節です。去年は2人、人間の発症者が出たので今年は打ってみようかな、という方もいらっしゃるのでは…というのは個人的な期待ですが。皮下注射で量は決まってるので、どんなに大きい子でもあっという間に終わります。そんな痛くもないと思うんですが…まぁそれはその子によって違うんでしょうね(苦笑) 飼い主さんが気楽に笑ってれば打たれたことにすら気付かない子もいますしね!

 狂犬病予防法は人間を守るためのれっきとした「法律」です。犬のためじゃないのか、と訊かれたら「それもある」という答でしょうか。もともと本当に動物を慮って作られた法律なんて指で数えられる程度でしょうけども、それはまぁ人間がこの世界を人間の社会だと思ってるんだから仕方がない。それはともかく、狂犬病の予防接種は法律で決められた「義務」であること、それが貴方の犬のためにもなることをお忘れなく。
 体調や体質の問題でワクチンを接種できない場合は役所に申請すれば猶予がもらえます。確か。申請しなきゃもらえません。面倒なので健康なら打った方が早いと思います。で、ついでに半年分のフィラリアの薬とフロントラインでももらってくれば混合ワクチンまでは病院行かずに済むんじゃないかとか横着な私が言ってみますがどうでしょう。
 4月になると動物病院混みますので3月中と平日が狙い目。お昼前なら空いてるんじゃないでしょうかね…?病院にもよりますが。まぁ年間行事だと思って行ってみてください、というお話でした。

 図書館で借りてきた「遺伝育種学入門」を読んでたらδとかχとか出てきて途中で諦めて今パソ子やってるわけですが…なんで牛の毛色に指数と根号と積分が出てくるのかが不思議…いいじゃない…美味しければいいじゃない…(何のために借りてきたのアンタ) 段々数学なのか生物なのかわからなくなってきました。遺伝学好きなんですけどね……数学は何ていうか…やってもできないというか…やる気だけはあるのに見事に外れるっていうか…なんか高校時代思い出してきた。あの私がどうして今「計算教えて」と友達にいわれるのか不思議でしょうがない。とりあえず謝っておきますすみませn
 人間では金髪よりも黒髪のほうが優性なのに、柴犬では黒柴は劣性なのが切ない…黒柴の可愛さは本気でけしからんと思ってます。うちの子赤柴ですけど。

 とか何とか書いてたら靴下が2匹目捕まえてきたのでこの辺で!中に入れるなァァァ!!!(絶叫) 武蔵姐でした。




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